自宅ガーデニングにぴったりな庭木の選び方

家の庭木にぴったりな庭木をお探しのあなた。そもそも「庭木」と「植木」の違いが分からなくないですか?家でガーデニングをするのは楽しいけれど、自分の好みや家の雰囲気に合ったガーデニングには、どんな樹木がふさわしいでしょうか。

家にふさわしい庭木を選べば、暮らしもさらに明るく楽しくなります。ガーデニングで緑あふれる暮らしをするなら、まずは植木と庭木の違いをしっかり区別しておくことも大切です。早速それぞれについて説明していきます。

「植木」と「庭木」ってどんな意味?違いは何?

「庭木」と「植木」は一見同じに聞こえます。「植える木」という点では確かにどちらも同じ意味です。しかしながら、厳密には庭木と植木は違う意味です。

植木とは?
庭木って何?一般家庭に向いている?

庭木は、「庭に合わせて作れる」樹木です。一般の人でも種の段階から育てられるため、気軽に一般家庭の庭に導入しやすいです。従って、一般家庭にふさわしいのは植木ではなく「庭木」です。

些細な違いはあるものの、庭木でも植木も自然に馴染んでいることに変りありません。現代に始まったことではなく、古くから日本人は庭木や植木に親しんでいました。

おすすめの庭木ってどれ?家庭の庭に取り入れるならこれ!

『梅』

・開花時期…冬秋(2、3月) ・栽培時期…春、冬(2月~3月、11~12月) ・地域…全国 ・成長スピード…遅い ・日照…好む ・高さ…3~10m 枝は下から直線的に長く伸びます。1年枝(いちねんし:枝の中でまだ春を迎えていない最も若い枝。)は緑色です。梅の種類によっても特徴が異なるので、以下をご参考にしてみてください。 ・豊後系…梅と杏子のちょうど間のような形 ・野梅系…枝が多い ・紅梅系…枝の心材が紅色 梅は日光や水ハケの良い土壌でよく育ち、日陰や湿度は好みません。強い刈り込みに強いですが、強風は避けた方がいいです。花芽が整ってくるのは夏の8月頃なので、春に伸びた枝は切らないようにします。 梅の利点は、移植に強くて簡単なことも含まれます。大きな木でも素堀りで移しやすいです。適期は2月、3月など寒い時期ですが、老木や貴重な木は専門家にお任せすることをおすすめします。

『花水木(ハナミズキ)』

・開花時期…春(4・5月)

・栽培時期…春、冬(3~4月、11~12月)

・地域…九州、沖縄、四国、本州

・成長スピード…ゆるやか

・日照…適度な日当たりを好む

・高さ…5~10m

 

ハナミズキは5~7cm程の黄緑色の花も咲かせ、秋には紅葉して色づきます。葉っぱは卵型で模様が入っているのが特徴的で、先端にかけて尖っています。木の皮は灰黒のダークカラーで、細かい亀裂がみられます。

ハナミズキを育てる時のコツは、背丈を低く保つことです。枝先の花が水平に開くため、木が高くなると花が見づらくなるためです。高い枝は分岐点でカットします。背丈を低く保てば花をしっかり楽しめます。

『金木犀(キンモクセイ)』

・開花時期…秋(9~10月)

・栽培時期…春(4~6月)

・地域…九州、四国、本州(南中部)

・成長スピード…ゆるやか

・日照…やや好む

・高さ…4~6m 

よく枝分かれする特徴があります。樹皮は淡灰褐色ですが、橙黄色の小花がたくさん集まって咲き華やかです。香りも強いです。大気汚染に弱いものの刈り込みに耐えられます。上手に育てるなら日光不足は避けましょう。日光が足りないとせっかく新しい葉が伸びても、夏になって元気なく落ちてしまいます。土質や水ハケが悪い、湿気が多すぎるのも葉が散る原因になるので注意します。綺麗な花をたくさん咲かせるためにも、日当たりのいいところを選んで育てます。まんべんなく日光が当たるようにします。金木犀は、開花したら多少放置していても自然に形が整ってきます。もし伸びる枝が増えてきたら、花が終わった直後に思い切ってはさみで切ります。

『月桂樹(ゲッケイジュ)』

・開花時期…春(4月)

・栽培時期…春、夏(4月下旬~5月、7~9月)

・地域…九州、四国、本州

・成長スピード…やや早め

・日照…そこまで必要としない

・高さ…6~15m 

濃い緑色の表面はツヤやかで、枝葉にはほんのり香りがあります。花は淡い黄色で、暗褐色の丸い果実もなります。潮風や大気汚染にも強い性質があります。多少放置していても自然な楕円形に整います。ですが、萌芽力(ほうがりょく:木を切った後の芽が伸びる力)が強いため、形が崩れたら枝を切り詰めます。整枝するなら4月いっぱいまでか、10月中旬~11月の秋に終わらせます。

『シマトネリコ』

・開花時期…初夏(5月)

・栽培時期…春、初夏(4月~6月) 

小ぶりの葉は、若々しくて明るい緑色です。寒さにも強くて丈夫なため、外の観葉植物にもよく選ばれています。涼しげな形も魅力的です。モクセイ科ならではのキーンとした花の香りがします。

『ジューンベリー』

・開花時期…初夏(5月、6月) ・栽培時期…春(3月) ジューンベリーは寒さや暑さに強く、厳しい気候や環境の中でもよく育ちます。春には桜のような淡く白い花を咲かせます。初夏には力強い新緑や、赤く実った果実がなります。秋には紅葉し、目を楽しませてくれます。

『オリーブ』

・開花時期…初夏(5、6月) ・栽培時期…春、秋(3・4月、9・10月) 初夏に咲くオリーブの花はキュートで、青銀色をした独特な葉は一年中楽しめます。5月、6月になると乳白色の小さな花が咲いて実がつきますが、秋になると熟して黒紫色に変ります。熟した実は料理やオリーブオイルとして使われます。

庭木をいかに長持ちさせるか

せっかく庭木でガーデニングするなら、やはり長もちさせていつでも美しい姿を楽しみたいものです。長もちさせる方法についての詳細は、「植え方」のパートに記載しています。

水分はどれくらい?

植物に与える水分量の調節は、最も難しい部分です。一年中ずっと同じ水分量をあげるわけではないからです。環境や気候の変化、植物の種類や大きさ、葉数によっても水の吸収率は変わります。

室内に置いているなら、5月から10月までは1週間に一回水を与えます。冬から春にかけては2週間に一回程度でも十分です。尚、鉢を使っている場合は少し水がはみ出るくらいの量で、溜め水はしません。もし水をあげて一週間しても土の表面が湿っていたら、水分をあげすぎになってしまうため、次回は水やりをお休みすることをおすすめします。

薄い葉や細い植木は水を貯留する力が乏しいため、割と水やりは求められます。

肥料を使う時

肥料はこまめにする必要はありません。使うとしたら害虫対策です。肥料を使うタイミングとしては夏(5~7月中)がおすすめです。油粕も良い肥料になりますが、虫がわきやすいため注意が必要です。

光の量

植物は光合成をするのが普通です。室内に置くにしても、明るいところに置いた方がよく育ちます。ですが、真夏に直射日光をあてるのは逆効果です。

室内の明るいところといえば、窓辺のレースのカーテン越しがおすすめです。しかしこの辺りに植物を置くのは邪魔になる…といった場合は、蛍光灯のある明るい部屋でも十分です。

実は、葉は小さければ小さい程明るい光が必要です。葉には光を貯めこもうとする性質があり、大きな葉はそこまで光を必要としないからです。

冬の時期の上手な管理法

多くの観葉植物は寒さに弱く、枯れやすいです。10℃以下になると休眠する可能性もあるため、冬の水やりは夏より気を使います。室温が15℃以上あれば問題ありませんが、10℃以下の環境になったら風を避けましょう。寒暖の差も大きくなりすぎない事が長もちさせるコツです。

植え替えの時期はいつ?

植え替えの時期は、植物が最も成長しやすい夏(5~7月中)がおすすめです。小さい鉢植えを買ったのなら、二回りくらい大きな余裕のある鉢に植え替えます。土はホームセンターで売られている観葉植物用の土でもいいですが、鉢底にゴロ土を入れると尚いいです。 

植え替えについてもっと詳しく学ぶならコチラをご参照ください。