植木とは?
庭木って何?一般家庭に向いている?
庭木は、「庭に合わせて作れる」樹木です。一般の人でも種の段階から育てられるため、気軽に一般家庭の庭に導入しやすいです。従って、一般家庭にふさわしいのは植木ではなく「庭木」です。
些細な違いはあるものの、庭木でも植木も自然に馴染んでいることに変りありません。現代に始まったことではなく、古くから日本人は庭木や植木に親しんでいました。

家の庭木にぴったりな庭木をお探しのあなた。そもそも「庭木」と「植木」の違いが分からなくないですか?家でガーデニングをするのは楽しいけれど、自分の好みや家の雰囲気に合ったガーデニングには、どんな樹木がふさわしいでしょうか。
家にふさわしい庭木を選べば、暮らしもさらに明るく楽しくなります。ガーデニングで緑あふれる暮らしをするなら、まずは植木と庭木の違いをしっかり区別しておくことも大切です。早速それぞれについて説明していきます。
「庭木」と「植木」は一見同じに聞こえます。「植える木」という点では確かにどちらも同じ意味です。しかしながら、厳密には庭木と植木は違う意味です。
庭木は、「庭に合わせて作れる」樹木です。一般の人でも種の段階から育てられるため、気軽に一般家庭の庭に導入しやすいです。従って、一般家庭にふさわしいのは植木ではなく「庭木」です。
些細な違いはあるものの、庭木でも植木も自然に馴染んでいることに変りありません。現代に始まったことではなく、古くから日本人は庭木や植木に親しんでいました。
・開花時期…春(4・5月)
・栽培時期…春、冬(3~4月、11~12月)
・地域…九州、沖縄、四国、本州
・成長スピード…ゆるやか
・日照…適度な日当たりを好む
・高さ…5~10m
ハナミズキは5~7cm程の黄緑色の花も咲かせ、秋には紅葉して色づきます。葉っぱは卵型で模様が入っているのが特徴的で、先端にかけて尖っています。木の皮は灰黒のダークカラーで、細かい亀裂がみられます。
ハナミズキを育てる時のコツは、背丈を低く保つことです。枝先の花が水平に開くため、木が高くなると花が見づらくなるためです。高い枝は分岐点でカットします。背丈を低く保てば花をしっかり楽しめます。
・開花時期…秋(9~10月)
・栽培時期…春(4~6月)
・地域…九州、四国、本州(南中部)
・成長スピード…ゆるやか
・日照…やや好む
・高さ…4~6m
よく枝分かれする特徴があります。樹皮は淡灰褐色ですが、橙黄色の小花がたくさん集まって咲き華やかです。香りも強いです。大気汚染に弱いものの刈り込みに耐えられます。上手に育てるなら日光不足は避けましょう。日光が足りないとせっかく新しい葉が伸びても、夏になって元気なく落ちてしまいます。土質や水ハケが悪い、湿気が多すぎるのも葉が散る原因になるので注意します。綺麗な花をたくさん咲かせるためにも、日当たりのいいところを選んで育てます。まんべんなく日光が当たるようにします。金木犀は、開花したら多少放置していても自然に形が整ってきます。もし伸びる枝が増えてきたら、花が終わった直後に思い切ってはさみで切ります。
・開花時期…春(4月)
・栽培時期…春、夏(4月下旬~5月、7~9月)
・地域…九州、四国、本州
・成長スピード…やや早め
・日照…そこまで必要としない
・高さ…6~15m
濃い緑色の表面はツヤやかで、枝葉にはほんのり香りがあります。花は淡い黄色で、暗褐色の丸い果実もなります。潮風や大気汚染にも強い性質があります。多少放置していても自然な楕円形に整います。ですが、萌芽力(ほうがりょく:木を切った後の芽が伸びる力)が強いため、形が崩れたら枝を切り詰めます。整枝するなら4月いっぱいまでか、10月中旬~11月の秋に終わらせます。
・開花時期…初夏(5月)
・栽培時期…春、初夏(4月~6月)
小ぶりの葉は、若々しくて明るい緑色です。寒さにも強くて丈夫なため、外の観葉植物にもよく選ばれています。涼しげな形も魅力的です。モクセイ科ならではのキーンとした花の香りがします。
・開花時期…初夏(5月、6月) ・栽培時期…春(3月) ジューンベリーは寒さや暑さに強く、厳しい気候や環境の中でもよく育ちます。春には桜のような淡く白い花を咲かせます。初夏には力強い新緑や、赤く実った果実がなります。秋には紅葉し、目を楽しませてくれます。
・開花時期…初夏(5、6月) ・栽培時期…春、秋(3・4月、9・10月) 初夏に咲くオリーブの花はキュートで、青銀色をした独特な葉は一年中楽しめます。5月、6月になると乳白色の小さな花が咲いて実がつきますが、秋になると熟して黒紫色に変ります。熟した実は料理やオリーブオイルとして使われます。
せっかく庭木でガーデニングするなら、やはり長もちさせていつでも美しい姿を楽しみたいものです。長もちさせる方法についての詳細は、「植え方」のパートに記載しています。
植物に与える水分量の調節は、最も難しい部分です。一年中ずっと同じ水分量をあげるわけではないからです。環境や気候の変化、植物の種類や大きさ、葉数によっても水の吸収率は変わります。
室内に置いているなら、5月から10月までは1週間に一回水を与えます。冬から春にかけては2週間に一回程度でも十分です。尚、鉢を使っている場合は少し水がはみ出るくらいの量で、溜め水はしません。もし水をあげて一週間しても土の表面が湿っていたら、水分をあげすぎになってしまうため、次回は水やりをお休みすることをおすすめします。
薄い葉や細い植木は水を貯留する力が乏しいため、割と水やりは求められます。
肥料はこまめにする必要はありません。使うとしたら害虫対策です。肥料を使うタイミングとしては夏(5~7月中)がおすすめです。油粕も良い肥料になりますが、虫がわきやすいため注意が必要です。
植物は光合成をするのが普通です。室内に置くにしても、明るいところに置いた方がよく育ちます。ですが、真夏に直射日光をあてるのは逆効果です。
室内の明るいところといえば、窓辺のレースのカーテン越しがおすすめです。しかしこの辺りに植物を置くのは邪魔になる…といった場合は、蛍光灯のある明るい部屋でも十分です。
実は、葉は小さければ小さい程明るい光が必要です。葉には光を貯めこもうとする性質があり、大きな葉はそこまで光を必要としないからです。
多くの観葉植物は寒さに弱く、枯れやすいです。10℃以下になると休眠する可能性もあるため、冬の水やりは夏より気を使います。室温が15℃以上あれば問題ありませんが、10℃以下の環境になったら風を避けましょう。寒暖の差も大きくなりすぎない事が長もちさせるコツです。
植え替えの時期は、植物が最も成長しやすい夏(5~7月中)がおすすめです。小さい鉢植えを買ったのなら、二回りくらい大きな余裕のある鉢に植え替えます。土はホームセンターで売られている観葉植物用の土でもいいですが、鉢底にゴロ土を入れると尚いいです。
植物についてもっと詳しく学ぶなら観葉所物専門店のサイトをご参照ください。